他人の遅刻に怒るのをもうやめませんか。という話です。(私が遅刻魔というわけではないですw)
遅刻する人がいて困っているとか、どうしてもイラつく方などご参考にしてください。
私自身は相手に遅刻されて怒るということはないのですが、世の中には結構いると思います。
なぜ遅刻した人に怒ってしまうのか、また、なぜ怒るのは無駄なのかを考察してみました。
どういうときに人は怒るのか
心理学的に人は何かの期待が外れたときに怒りの感情が湧くと言います。
思っていたサービスと違う、期待していた成果が出ないなど、自分の期待と現実のギャップが激しいと怒ってしまうのです。
相手が約束の時間に来る。という期待が外れたから怒る。ということです。
遅刻に怒る人は他者をコントロールしたがっている?
例えば会社の社長が自分との約束に遅刻をして来たらどうでしょうか。
おそらく多くの人は怒らないのでは無いでしょうか。
逆に後輩だったらどうでしょうか。こちらは怒るのだろうなと思います。
これが何故かというと、相手をどの程度コントロールできる存在かと思っているかの差です。
後輩はコントロール可能な存在である
→自分との約束を守るのは当然である
→遅刻した(期待を外した)
という流れから怒りという感情が湧いてくるのだと考えます。
しかし、当然ですがコントロール可能な他人などどんな関係であれ存在しません。(例え職場の部下であってもです)
これが遅刻に怒る人の大きな誤ちです。
人生における「待ち」の対策くらいとっておこう
また、遅刻は相手の時間を奪う行為だ。という主張をする人がいます。
これは非常に良くない考え方です。
なぜかと言いますと「他人の行動によって自分の結果が左右された」と錯覚してしまうからです。
誰であれ、他人の時間を奪うことなどできません。
人生において待ちが発生することなどいくらでもあります。
本を読む、スマホを見る、思いに耽るなど、待ちの対策くらいとっておきましょう。
会議ならその人無しで開始すれば良いだけです。
遅刻、バックレをしてもお互いに怒らなかった経験
学生時代、卓球をやっていました。
引退した大学4年生のとき、もう就職も決まってさほど忙しくなかったので、同じく引退した同期の友人とともに早朝に大学の体育館で卓球をしていました。
この早朝というのが授業が始まる前ですので始発で電車に行くのですが、私はよく遅刻、最悪寝坊してバックレもありました。
が、この友人が全く怒ることはなかったのです。
そのときに言われたのが
「ゆっくり勉強しかできない時間が取れるからむしろ好都合」
ということでした。
このあとこの友人も私に対して遅刻、バックレをやらかすのですが、私も完全に同感で、怒りという感情は全く沸かなかったです。
尊重しあっている仲で、待ちの対策ができている状況だと遅刻バックレ如きで怒りが湧くことはありません。
遅刻をされても怒るな
対等な関係で相手を尊重していれば遅刻をされて怒る。ということは起きません。
相手の遅刻に怒っているとき、自分は相手をコントロールしたがっており、相手より自分が偉いのだと思いたがっている。ということに気がつく必要があります。
怒りの原因は常に自分の中にあります。
遅刻をされても怒るな。という話であって、遅刻をしても良い。という話ではありませんよw