私のファンダメンタル分析はこの「株の公式」に基づいて行っています。
どういったものかというと、いくつかルールはあるのですが、最も重視されているのは、
「通期決算、四半期決算で成長が確認できること」となっています。具体的には、
①直近1~2年の伸び率(前年同期比)で、経常利益は20%以上。
②直近2~3四半期の伸び率(前年同期比)で、売上10%以上。
③直近2~3四半期の伸び率(前年同期比)で、利益20%以上。
となっています。
①は通期決算のことなので、証券取引会社のWebサイトとかで業績を読めばいいのですが、②③の四半期決算についてはそれぞれの会社HP等で決算短信を集めるか、四季報買ってきて確認しないといけません。
うーん、めんどくさいですw
・・・いや、資金投入するんだからちゃんとやらないといけないんですが。
まぁ、ちょっとめんどくさいけどこれくらいは出来なくないです。
しかし、もっとめんどくさい事が書かれています。それは、
四半期決算は累積決算なので、前四半期分を差し引かないと純粋な四半期業績分析にならない。
というものです。言葉にすると難しくなっちゃったので、売上高の例で表にします。
1四半期 | 2四半期 | 3四半期 | |
---|---|---|---|
決算上の売上高 | 20 | 25 | 45 |
対象四半期のみの売上高 | 20 | 5 [= 25 – 20] | 20 [= 45 – 25] |
こんな感じで一つ前の四半期売上高を差し引かないとその期間の本当の売上高にならないという事です。
これは本当に目から鱗出ました。この気付きだけでも価値のある本です。
コレを売上高と営業利益と純利益に対して行います。
更に伸び率(前年同期比)を計算しなきゃいけないんで、直近と前年分もコレやって、比率を計算しなきゃいけないです。
高値付けてチャート上良さそうな銘柄だったら須らくこの分析しなきゃいけないんですね。
めっちゃ大変ですよね。コレ。
「株の公式」は超名著だと思いますが、この本買った人の大半が実践出来ていないと思います。マジで。
著者もこの情報の手に入りにくさを説いていて、しかしこれを行うことで人よりリード出来るとしています。
でも本当に大変ですよね・・・。もうテクニカルだけでいいやw
・・・と、諦めたくもなりますが、当ブログでこの大変さを解消するアプリケーションを開発しました!
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