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全社会人必読書「ノンデザイナーズ・デザインブック」を読んで

ビジネス系Youtuberのまこなり社長が全社会人必読と推奨していた「ノンデザイナーズ・デザインブック」を読んだのでその紹介です。

資料を作る機会の多い社会人にとって、基本的なデザインのスキルは必須になります。

資料は必要な情報がただ羅列してあれば良いのではありません。

読み手の事を考えて、必要な情報、伝えたい情報が頭に入りやすいようにデザインされている必要があります。

しかし多くの人がデザインのセンスを持っているわけではないですし、学習する機会もありません。

本書は初心者向けに、デザインの基本テクニックを説明する本です。

まこなり社長は電子書籍より紙書籍をおすすめしていますが、私は電子書籍を購入しました。

タブレットサイズに編集してあるので、電子書籍版でも特に不都合はないです。

「ノンデザイナーズ・デザインブック」の概要

良いデザインとされる作品には以下4つの基本原則があります。

いずれも内容だけ見れば、経験的になんとなく意識していることかとは思います。

しかし、キーワード化して覚えることでより意識してデザインできるようになります。

  1. 近接
  2. 整列
  3. コントラスト
  4. 反復

近接

近しい情報のやり取りがある要素同士は近づける必要あります。

また、そうでない場合は離します。

悪い例

良い例

整列

ページ上の各要素は意識的に整列して配置しなければなりません。

空白を恐れて要素をばら撒いてはいけません。

ちなみに中央揃えはデザイン的に難しいので初心者は避けた方が良いのだとか。

悪い例

良い例

コントラスト

異なる要素の間に大きな特徴の変化をつけて、階層構造を作り出します。

臆病にならず、本気でコントラストをつけることがポイントです。

悪い例

良い例

反復

これまでの基本原則「近接」「整列」「コントラスト」に基づいたデザインを資料全体を通して繰り返すことです。

複数ページに渡る資料の場合は特に注意が必要です。

悪い例

良い例

デザインスキルは必修科目

今はiPhone、Google、Amazonなどの使い易くて便利なサービスを誰もが利用している社会です。

これらのサービスは世界トップクラスの洗練されたデザインを有しています。

かつてインターネットが普及する前の社会よりも、多くの人がデザインに対して目が肥えた状態になっています。

ところが社会のルールが、

「必要な情報があれば許される」から
「洗練された情報でなければ許されない」

にとっくに変わっているという事に気がついていない人が大半です。

逆に言えばちょっとしたスキルや労力で大きな差をつけることができます。

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