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「人を動かす」を読んで

デール・カーネギー「人を動かす」を読みました。
この本ですが、SOFT SKILLSの著者が「人生を最も変えた本」として紹介しています。

wikipediaを見て知りましたが、自己啓発書の元祖とも言われているそうです。
「人を動かす」というタイトルですが、いわゆるリーダー論のような内容ではありません。
社会人でも家庭でも友人関係でも、コミュニケーション全般に役立つ自己啓発書です。
人と良好な関係を築くことで問題解決や目標達成するための原則を例を挙げて説明しています。

性格の合わない人とコミュニケーションをとらないければいない状況に陥っている人にオススメ

大体どういった人の集まりであっても一人は困った人がいるものです。
そういう人を言い負かして従わせたり、非を認めさせることは気持ちが良い事なのですが不毛です。
本書にある通り「一部でも相手の理を認める事」「穏やかに話す事」が必要です。
私も「相手に払われた敬意の分だけ敬意を払う」ような態度を信条としていましたが、これでは合わない相手とは一向に関係悪化していくのみです。

コミュニケーション力=性格の良さ

衝突、意見の食い違い、間違いの指摘をするといった時に、どれだけ穏便に問題を解決できるかは重要なスキルです。
理系っぽい人は(私もですが)人と話したり交渉するのが苦手だから技術力だけ伸ばせば良いという考えに陥りがちです。
また、相手より自分の方が経験や技術力があるので、説明もせずに指示を聞かせてしまう、高圧的な態度を取る。というのもありがちです。
この「人を動かす」の原則一つ一つを記憶するような事はしませんが、要は「相手に性格の良い人だと思われるような態度」を取ることだと解釈しています。
よく言われるコミュニケーション力って何だろう?と思っていましたが本書を読むと理解できる気がします。

性格の良い人は総じて優秀。能力があっても性格が悪ければ無能

思い返ってみると、 自分が出会ってきた性格の良い人たちは総じて優秀な傾向にあるように思います。
「性格の良い態度、肯定的な発言の方が物事はスムーズかつ成功に向かう」
「どんな状況であれ、他者を強く否定したり、叱責することは悪手」
という事です。
1秒でも早く仕事を終わらせるためにも、まずは自分の態度を改めようと思います。

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