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「7つの習慣」P/PCバランスと時間管理のマトリクスについて

自己啓発の名著とされる「7つの習慣」を読みました。

最近は自己啓発アンチ的な意見もありますが、私は人生をラクにするのであれば何でも良いと考えています。

「7つの習慣」は1996年に創刊されて現代まで読み続けられる名著中の名著です。

これだけの長い期間読み続けられるだけあって役立つ知識が詰まっています。

量、質ともにボリューム多めの本です。

ここでは私が実践する2つに絞ってご紹介します。

P/PCバランス

P/PCバランスとは

PとPCというのはそれぞれ以下のことを言います。

P成果(Performance)
PC目標達成能力(Performance Capability)

短期的な成果(P)を出すことに集中しすぎて、長期的に必要なこと(PC)である、能力向上、休息、メンテナンスをないがしろにしないようにという話です。

逆に知識やテクニック(PC)ばかりつけて、実践(P)しないというのもP/PCバランスの問題ということになります。これは投資ではよくあることです。(私のことです…)

本書にいい例があります。

木こりの例

森で必死にノコギリで木を切り倒そうとしている男がいる。

聞けば、もう5時間もノコギリを引いているそうだ。

あなたは「少し休んで、ノコギリの刃を研いだらどうか」とアドバイスをする。

男は「木を切るのに忙しくて、刃を研ぐ時間なんかあるもんか!」と答えた。

目の前の仕事をこなすのに忙しすぎて、休息やその仕事を効率的に行うための工夫を行わないということです。

自他共に思い当たる節があるような話です。

時間管理のマトリクス

時間管理のマトリクス

もう一つ紹介したいのが時間管理のマトリクスです。

これは縦軸に重要さ、横軸に緊急さを示したマトリクスになっています。

なにか行動をする際、緊急さのみを判断材料としがちで、重要さが見逃されるという話になります。

第Ⅰ領域に関しては重要かつ緊急の要件なので時間労力を割くのは当然です。

しかし、忙しいと嘆く人のほとんどは緊急ではあるが重要ではない事、第Ⅲ領域に支配されています。

そして、緊急ではないが重要である第Ⅱ領域がないがしろにされてしまいます。

P/PCバランスにおける、Pに関するタスクが第Ⅰ、Ⅲ領域であり、PCに関するタスクが第Ⅱ領域です。

第Ⅱ領域に注力する

忙しいと感じているとき、実は第Ⅲ領域に支配されていることはないでしょうか。

その結果、PCを上げる活動である第Ⅱ領域が侵食されていないでしょうか。

長期的に最も大事なのは第Ⅱ領域です。

今ある仕事や生活を見直ししそれぞれの行動がどの領域にあり、労力を割くバランスが本当に望ましい状況であるかを定期的にメンテナンスする必要があります。

「7つの習慣」を読んで

7つの習慣の内、第三の習慣とされるものの一部を紹介しました。

7つ全部を一気に実行するのは無理だと思います。

度々読み返して、決意した習慣を実践できているか、新しい習慣を実践できるかという感じで、自分をメンテナンスするのに使えるものです。

こういった本は読み返すたびに味が出るということから、スルメ本などと呼ばれます。

そう考えると本というのはコスパの良い買い物であり、超優良な長期投資商品です。

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